毎年 タブラのために インドをおとずれているユザーン
そして 日本国内のライブでも やっぱりカレーをふるまわれることが 多いのです

ユザーンのカレー指数は 半端ない!
これはもう タブラ奏者の宿命です

そんな ユザーンカレーデータを 放っておくのはもったいない!

というわけで そんな 数々のカレーを食してきた ユザーンがオススメする
あえて食べたいカレーを ゲストミュージシャンと巡る会 が発足しました

カレーは 1人より みんなで食べる方が いろいろ食べれて たのしいもんね!

5番目の会員は agraphくん
ソロ活動以外にも 電気グルーヴのサポートや
バンド「LAMA」など 大活躍中の音楽家です
今回は なんと 特別編!
一緒に インドカレーを 作ってみました
長くなっちゃったので 2回にわたって お送りします

agraph(以下 a):この企画、他の人たちはお店においしいカレーを食べに行ってるんですよね。 U-zhaan(以下 U):うん。 a:なんで僕だけこんな格好でカレーを作ることになったんですか? U:なぜだろうね。まあ、牛尾くん(※agraphの本名)なら長時間付き合ってもらっても他の人に比べて申し訳なさが少ないかな、と。 a:僕ってそんなに暇そうに見える? U:いや忙しそうだけどさ。いいじゃん、まだ若いし。というわけで、一品目は誰でも作れるような簡単レシピのカレーにしようと思ってます。ほとんど包丁も使わずに作るカレー。 a:え、コブシで野菜を叩き割って行くとか。 U:そんなわけないでしょ。じゃあまず、玉ねぎを2個用意します。
皮を剥いてすりおろしましょう。
a:そういうの、涙が出るんで僕はやりたくないです。 U:やってよ(笑)。家にあるおろし金を持ってきて、
ってあらかじめ伝えといたじゃん。
a:まあやれっていうならやりますけど。 U:あれ、なんかその牛尾くんのおろし金、しっかりしてて使いやすそうだね。 a:これ便利なんですよ。中が網になってるから簡単に水も切れる。 U:ちょっと貸してみて。……いいなこれ。俺10月が誕生日なんだけど、プレゼント
これでいいよ。
a:そんなことより目に来ますね、やっぱり。 U:じゃあ玉ねぎは俺がやるから、ニンニクとショウガをおろしてくれる? ニンニク4片と、同じくらいの量のショウガ。
a:それならやってもいいです。 U:牛尾くんはショウガってどんなふうに剥く? a:普通に包丁で、りんごを剥くみたいに。 U:スプーンを使うとすごく簡単に剥けるんだよ。ほら。 a:ほんとだ! あ、これってあれか。湯沢さんがツイッターに書いてたやつだ。クレジットカードのほうがもっとよく剥けるって。 U:そう。ショウガをスプーンで剥くと安全だし無駄なく剥ける、ってインターネットで得た知識を母親に自慢してたら「期限切れのクレジットカードのほうがもっと薄く剥けるわよ」って言われてさ 。 試してみたら本当にそっちのほうがよかった。 a:湯沢さんのお母さんって実在するんですか? U:架空の人物なわけないでしょ。 a:お母さんの話をツイッターで目にするたびに、よくもこんな気の利いた発言をするお母さんがいるもんだと思ってて。
U:いつでも機嫌のいい普通の母親だよ。お、ニンニクも全部おろせた? a:うん。もう帰っていい? U:まだ何もできあがってないよ。じゃあこのおろし玉ねぎに、牛尾くんがおろしたニンニクとショウガを半分くらいずつ入れてください。 a:はい、ドーン! U:続いて、ヨーグルトを300mlぐらい入れます。 a:ヨーグルトもドーン! U:どうしたの、その効果音。 a:気持ちを少しでも盛り上げて行かないと、と思って。
この企画、なんかムダに拘束時間長そうだし。
U:うるさいな(笑)。じゃあここに黒ゴマをザバっと。
20gくらいかな?そして次はチリパウダーを入れます。
このカレーで使うスパイスはなんとこのチリだけ!
a:え、クミンとか入れなくていいの?
これじゃカレーらしい香りがしてこないんじゃないですか。
U:唐辛子だけでもカレーはできる、っていうコンセプトなんだよ。
13年くらい前にインドからタブラ職人が来日して俺の家に
泊まってたんだけど、帰国直前になって「もう日本食飽きた!
カレー作る!」って言い出してさ。近所のスーパーで手に入るものだけを
使って彼が作ったカレーのレシピ。
a:へー。 U:で、チリパウダーの量は混ぜたときにヨーグルトが薄いピンク色になるくらい。そこにいくらか塩を入れて、その上からサラダ油をドボドボと。 a:かなりの量の油ですね。火をつけると火事になるレベル。
U:火をつけたりはしないんで大丈夫です。そして、今まで入れたものをよく混ぜます。 a:今まで入れたのは玉ねぎ、ショウガ、ニンニク、黒ゴマ、チリパウダー、塩、サラダ油、それにヨーグルトでしたっけ? 見た目がすごいな。おいしくなさそう。 U:そしてここに具材にするものを漬け込みます。今日は鳥のモモ肉を選んだよ。400gぐらいでいいか。 a:はい、全部入れましたよ。 U:きちんと全体が漬け込まれるようにもう少し混ぜてみて。うん、じゃあこれでいったん完成! しばらく冷蔵庫に入れてマリネします。 a:マリネ、って漬けておくという意味なんですか? U:そうだと思う。で、マリネの待ち時間が暇すぎるのでサラダでも作ろうか。トマト1個、キューリ1本、玉ねぎ半個、ピーマン1個、それに青唐辛子を何本か、それぞれ1cm角ぐらいに手分けして切りましょう。玉ねぎを水にさらしておくと辛みが抜けるけど、今日はめんどくさいからいいや。
a:じゃあ僕はトマトとピーマンを担当します。 U:あれ、けっこう包丁を使うのうまいね。
普段から料理とかするの?
a:クックパッドを見ながらそのままのレシピで作る、
ぐらいはしますけどね。
U:得意な料理はある? a:けんちん汁とか。 U:へー。意外だな。あ、あとコリアンダーも刻んでよ。 a:どのくらい? U:俺コリアンダーが好きだからいっぱい入れよう。 a:はい、コリアンダーをいっぱい刻む。 U:それで、いままで切った野菜を全部ボールに空けて、ヨーグルト、
クミンパウダー、チリパウダーをほんの少し、塩少々、レモン汁をそれぞれ投入して混ぜます。
炒ったクミンシードも少し入れようかな。
a:なんか料理っぽくなってきましたね。 U:はい、これでできあがり。味見してみよう。……うん、かなりおいしくできた! 牛尾くんも食べてみなよ。 a:あ、僕はコリアンダーが苦手なんでいいです。 U:えー!? それ早く言ってよ!! 続きはコチラ
agraph
牛尾憲輔のソロユニット。
2003年からテクニカルエンジニア、プロダクションアシスタントとして電気グルーヴ、石野卓球をはじめ、様々なアーティストの制作、ライブをサポート。
2008年12月にソロユニット"agraph"としてデビューアルバム『a day, phases』をリリース。
2011年以降はagraphと並行して、ナカコー(iLL/ex.supercar)、フルカワミキ(ex.supercar)、田渕ひさ子(bloodthirsty butchers/toddle)との新バンド、LAMAのメンバーとしても活動。
2014年4月よりスタートしたTVアニメ「ピンポン」では、劇伴を担当。
その他、REMIX、アレンジワークをはじめ、CM音楽も多数手掛けるなど多岐にわたる活動を行っている。
コリアンダーが苦手。
http://www.agraph.jp

  • agraphくんにも参加してもらった
    ↓ユザーンのアルバムのページです↓