毎年 タブラのために インドをおとずれているユザーン
そして 日本国内のライブでも やっぱりカレーをふるまわれることが 多いのです

ユザーンのカレー指数は 半端ない!
これはもう タブラ奏者の宿命です

そんな ユザーンカレーデータを 放っておくのはもったいない!

というわけで そんな 数々のカレーを食してきた ユザーンがオススメする
あえて食べたいカレーを ゲストミュージシャンと巡る会 が発足しました

カレーは 1人より みんなで食べる方が いろいろ食べれて たのしいもんね!


2人目の会員は エレクトロの 貴公子 DE DE MOUSEくん
DE DEくんの 普段の食生活から 手づくりカレーの話まで
東小金井にある 南インド料理の人気店
インド富士 で 聞いてきました

DE DE MOUSE(以下D):今日はカレーをご馳走してくれるっていうからさ。 U-zhaan(以下U):うん。 D:せっかくだし、と思ってカレーのシミが付いてるシャツを着てきたんだよ。 U:なにがせっかくなの。 D:3ヶ所もシミを付けちゃったからもう着られないなって思ってたんだけど、今日みたいな日にはちょうどいいかと。 U:まあ、食べこぼしを気にせず食べられるかもね。 D:ユザーンもカレーのシミ付きグッズとか販売したらいいんじゃないの? U:そんなの誰も買わないよ。ところで、デデくんってこの店に来たことあるんだって? D:うん、ユザーンからここがおいしいって聞いたから。
あと、ドラマーのJimanicaも「インド富士っていう、
すごくウマいカレー屋があるんだ」みたいなことを言ってて。
でも、初めて来たって体で進めてもいいよ。僕そういうのできるし。
U:そんな小芝居はいらないって。 D:前はこの「2種のカレーセット」みたいのを食べたな。
チキンカレーとブリカレーを頼んだら、ブリカレーとダルカレーが来た。
U:間違って出てきたんだ。お店の人に言った? D:静かに「おいしいおいしい」って食べた(笑)。
U:じゃあ今日は何を注文しようか。この「サンバル」と「ラッサム」っていうのが、南インドでは基本みたいな料理なんだよね。ぜひデデくんに両方とも味わってほしい。 D:そういう名前のカレーなの? U:ラッサムのほうはカレーというよりもスープに近いかな。 D:前回食べたブリカレーは、やっぱり魚が入ってるからか和食っぽいダシの雰囲気もあっておいしかった。 U:それも頼もう。ていうか、食べる前に感想を言っちゃうのやめてくれないかな(笑)。 D:チキンカレーも今度こそ食べたい。
U:じゃあもういいや。すみませーん、このメニューにあるカレーを上から下まで全部ください。
チキン、ブリ、ダル、サンバル、ラッサムって。
D:すごい! ビル・ゲイツみたいな注文の仕方をするね。 U:ビル・ゲイツがカレーを注文してる姿なんか見たことないでしょ。
あ、ライスはそんなにいっぱい頼まなくてもいいかな。
D:大丈夫。僕、ご飯粒は普段あんまり食べないから。 U:日頃はどんなものを食べてるの? D:お菓子と、千切りキャベツ。 U:前から思ってたけど、デデくんは早く食生活を改めないと死ぬよ? D:あ、あと春雨も食べてるから大丈夫(笑)。 U:最近はどんなお菓子が好き? D:やっぱりさ、波があるじゃない。ずっとお菓子を食べてると。 U:うん。知らないけど。 D:ちょっと前までは自分の中でシンプルなお菓子の波が来てて、それが「源氏パイ」だった。 U:「源氏パイ」ってあのハート形に丸まってるサクサクしたやつ? D:そう。やっぱりパイはああいう、余計なものが入っていないストレートな物が一番いいなと思ってさ。 U:チョコレートとかが入ってないやつね。 D:で、最近はまた流れが変わって「パイの実」を食べてる。 U:チョコ入ってるじゃん。 D:やっぱりパイはチョコ入りだな、と(笑)。ここのところ食べてるのは「パイの実」と「コアラのマーチ」、
それに「エンゼルパイ」。エンゼルパイはちょっと世間からの評価が低すぎると思う。あ、カレー来た!
U:まとめて来たね。 D:どれが何? U:これがサンバルで、こっちがラッサム。 黄色いのがダルで、この色が濃いのがブリカレーかな? どうやって食べようか。 D:やっぱり手じゃない? U:そういうことじゃなくてさ、取り皿を別にもらったほうがいいかなと。そう思ってるうちに、店長さんがお皿持ってきてくれたね。優しい。 D:それじゃあ、僕が食べたことのないサンバルってのからいこうかな。 U:南インドでは、これがとにかく毎食のように出てくるんだよね。 D:日本でいう納豆みたいな感じ? U:納豆よりは味噌汁に近いかも。 D:ごはんにかけちゃっていいのかな。 U:うん。 D:……あ、おいしいなこれ。しょっぱいとか甘いとか、そうやってひと言で片付けられない感じのいろんな風味があるね。
店長:そういえばこのあいだ、うちのお客さんがカウンターでユザーンさんの目撃談を話してましたよ。 U:え、どこで発見されたんだろ? 店長:「世田谷のカレー屋でユザーンを見たんだけどさ、手で食ってなかったよ」って。 D:あはは! それ、外国の人が「日本人を見たんだけどチョンマゲ結ってなかった」
とか言ってるのと同じ感覚だね。
店長:チラっと聞こえただけなんですけど、なんだかすごくがっかりされてました。 U:期待を裏切っちゃって申し訳なかったな(笑)。 D:ねえ、このスープみたいのはどうやって食べるの? U:ラッサムはそのまま飲んでもいいし、他のと同じようにごはんと一緒に食べても大丈夫。 D:ゴマがいっぱい入ってるんだね。 U:これはたぶんマスタード・シードじゃないかな。すみません、ラッサムに入ってる黒い粒々はなんですか? 店長:マスタード・シードです。 D:そうなんだ。これも複雑な味でいいなー。 U:普段はお菓子ばっかり食べてるデデくんも、これはこれでおいしく感じるの? D:別に僕は味覚障害だってわけじゃないからさ。このチキンカレーもすごくおいしい。
でもインドカレーって、そんなに辛いって感じではないんだね。
U:そう? D:タイカレーなんかはもっと辛いじゃん。 U:インドの食卓にはたいてい生の青唐辛子が置いてあって、インド人はそれをかじりながら口の中で辛さの調整をしてるからかな。
D:サンバルにゴーヤが入ってた。苦いね。 U:ゴーヤだからね。インドの家庭料理にはよくゴーヤが入ってるよ。デデくんはカレーを作ったことある? D:上京してきた当初はよく作ってたよ。簡単だし。 U:たしかに、ルーを入れて煮込むだけのいわゆる日本カレーって調理しやすいよね。 D:若くて超貧乏なころ、具のないカレーも作ったことがある。 U:ルーをお湯に溶かすだけ? D:冷蔵庫に調味料はあったから、それらを使っていろいろ味の調整をして。そのときわかったことがあるんだけどさ、カレーってやっぱり肉や野菜を入れないとダメだね。じつは具材から味が出てるんだよ。 U:それ、たぶんみんな知ってる情報だと思うよ。 D:何も入れないとだいぶ殺伐とした味になるから気をつけてほしい。ところで、今回の作品のリリースパーティーはやらないの。
U:今のところ決まってないけど。 D:せっかくだから武道館とかでやったらいいんじゃない? U:破産するよ。 D:きっとみんなアルバムを買ってくれるから大丈夫だって。CDとは別に、カレーの屋台を出したりすればいいと思う。
カレーを食べ切ると、お皿に書かれたダウンロードコードが出てくる仕様になってるの。
U:それ、みんな喜ぶのかな? D:喜ぶって! CDとカレー両方とも欲しいな、っていう人はダブルで
買ってくれるかもしれないし。もう今の時代はセコく行かないと。
つるセコだよつるセコ。
U:つるセコ、って懐かしいね。『つるピカハゲ丸』だっけ?
あ、店長の奥さんが来たよ。お邪魔してます。
奥さん:あれ、ユザーンさん今日は何をしてるんですか。 U:ちょっと取材的なことを。 奥さん:どんな内容の取材ですか? 店長:お菓子の話とか、『つるピカハゲ丸』の話とかをしてらっしゃった。 U:そんな話題ばっかりじゃないよ。カレーの話もいっぱいしたし。 D:それにしても、あんなにカレーを頼んだのにきちんとなくなっちゃうもんだね。 U:そうだね。お腹がいっぱいだよ。デデくんとしてはどれが一番おいしかった? D:わかんない。 U:わかんないんだ(笑)。 D:どれが、とかじゃないんだよ。どれも違った味わいでさ、1種類のカレーだったらこんな量は食べられないと思うけど、
ひと口ずつ別のカレーを味わえるからずっと新鮮な感じで食べていられた。
U:なるほど。いいことを言うね。 D:まあこうやって全部食べ切った、っていうのがおいしさの証でしょ。ご馳走さまでした!
DE DE MOUSE
織り重なり合う、計算しつくされたメロディと再構築された「歌」としてのカットアップサンプリングボイス。
流麗に進む和音構成と相交わりから聞こえてくるのは煌びやかで影のある誰にも真似出来ない極上のポップソング。
沁み渡るような郊外と夜の世界の美しい響きから感じる不思議な浮遊感と孤独感は、多くのクリエイターにインスピレーションを与えている。
http://www.dedemouse.com/

  • DE DEくんにも参加してもらった
    ↓ユザーンのアルバムのページです↓
  • インド富士 東小金井駅から徒歩8分
    古本なども売っています
    東京都小金井市東町4-37-15